Topics多機能トイレ用自動ドアの安全ガイドブック

5建物管理者へのお願い

自動ドアは毎日使われるものですので、機械的・電気的消耗に対し、定期的な点検や調整・部品交換を行い、常に良好な状態を維持することが安全性確保のための第一歩です。

取扱説明書に基づく運行管理

建物管理者は、自動ドア供給者が提供する取扱説明書などを常備し、それに従って通行者の安全性が確保されるよう配慮し自動ドアを管理してください。取扱説明書に想定していない状況などが生じた場合は、必ず自動ドア供給者に連絡してください。

調整・改変の禁止

建物管理者は、使用状況の変化等で自動ドアの構造や安全機能などを変更・調整・改変する必要が発生した場合、自動ドア供給者もしくは点検・整備者と協議するなどして、本ガイドラインに沿った適切な安全確認を行ってください。

適切な点検・整備などの実施

建物管理者は、自動ドアを安全に使用する為に定期的な点検・整備(年4回推奨)を行うことが重要です。点検・整備は適切な技術を持った専門の技術者に行わせて、その報告を確認してください。改善事項の指摘を受けた場合は、本ガイドラインおよび取扱説明書に照らし合わせ、早期に適切かつ必要な措置を取る必要があります。
また、自動ドア供給者と定期的な点検・整備に関する契約を結ぶことを推奨いたします。

事故・故障などの対応、連絡、記録

建物管理者は、負傷事故や安全上の重大な故障の発生に備えて適切に対応できる体制を整え、万一これらが発生した際には電源を切るなどの緊急対策を行い、自動ドア供給者に連絡して安全を確保してください。また、その事故・故障の記録を残すことが大切です。

利用者に対する注意喚起

建物管理者は、トイレ利用者に対して自動ドアの安全な利用に関する注意喚起や情報提供を行うものとし、自動ドアであることを示す表示や、「駆け込み」「立ち止まり」「指挟み」「戸袋側への侵入」などに対して注意を促す表示を行うことが必要です。

■ 多機能トイレ用自動ドアの安全ガイドブック

多機能トイレ用自動ドアの安全ガイドブック [PDF版ダウンロード1.6MB]

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