TopicsJADA News Letter
全国自動ドア協会の現況 (2025年度を終えて)
2026年6月10日
1自動ドアの需要動向
2025年度の自動ドア生産台数の実績
- 国内向台数 135 千台/年 (前年度比 98.4%)
- 海外向台数 10 千台/年 (前年度比 109.1%)
- 総生産台数 145 千台/年 (前年度比 99.1%)
業界情勢
2025年度の国内市場は、資材価格、人件費の高騰などにより建築工事の着工遅延や工事の中止・規模縮小などの影響により、生産台数においては前年度比1.6%の減少となりました。海外市場に関しては、前年度比9.1%の増加となり新型コロナ蔓延以前に戻った状況となりました。
国内の据付台数は前年度比0.7%減の136千台となりました。
2026年度においては不安定な世界情勢や石油価格の高騰に端を発した資材価格の高騰や供給不安等により、市場の混迷が続くことが予想されますが、国内向け 137千台、海外向け12千台、総生産台数149千台を見込んでおります。
2025年度の国内向生産台数の75%が自動ドアの安全規格JIS A 4722 に準拠した駆動装置であることを確認いたしました。今後も安全規格に準拠した自動ドアの設置を目指してまいります。
(表-1) 2013年度から2025年度までの生産台数推移 (単位:千台/年)
| 年度 | 総生産 | 前年比% | 国内向け | 前年比% | 輸出 | 前年比% | |
| 2013(H25) | 144 | 103.6% | 127 | 105.0% | 17 | 94.4% | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2014(H26) | 143 | 99.3% | 127 | 100.0% | 16 | 94.1% | |
| 2015(H27) | 145 | 101.4% | 127 | 100.0% | 18 | 112.5% | |
| 2016(H28) | 148 | 102.1% | 129 | 101.6% | 19 | 105.6% | |
| 2017(H29) | 154 | 104.1% | 134 | 103.9% | 20 | 105.3% | |
| 2018(H30) | 149 | 96.8% | 134 | 100.0% | 15 | 75.0% | |
| 2019(R01) | 149 | 100.0% | 137 | 102.2% | 12 | 80.0% | |
| 2020(R02) | 140 | 94.0% | 129 | 94.2% | 11 | 91.7% | |
| 2021(R03) | 143 | 102.1% | 132 | 102.3 % | 11 | 100.0% | |
| 2022(R04) | 141 | 98.6% | 132 | 100 % | 9 | 81.8% | |
| 2023(R05) | 144 | 101.9% | 136 | 103.5 % | 8 | 80.4% | |
| 2024(R06) | 147 | 101.8% | 137 | 100.7 % | 10 | 121.9% | |
| 2025(R07) | 145 | 99.1% | 135 | 98.4% | 10 | 109.1% | |
| 2026 | 予測(※1) | 149 | 102.3% | 137 | 101.2% | 12 | 116.7% |
(※1) 年度初め(4月)の予測
2自動ドアの安全に関する取組み
当協会は、自動ドアの安全確保に関する活動として通行者の安全を実現するエントランス環境づくりのための研究と諸施策を継続して実施しています。
通行者への安全啓発冊子である「自動ドアを正しくご利用いただくために」を「自動ドアを安全にご利用いただくために」とタイトルを変更したうえで内容の改訂を実施いたしました。
3自動ドア施工技能士の現状
厚生労働省認定国家資格である「自動ドア施工技能士」の2025年度技能検定試験が2026年1月から2月にかけて全国で実施され、2025年度は、266名が受検し、実技と学科を合わせた厳正な検定の結果、193名の合格者が発表されました。
これにより自動ドア施工技能検定試験の全国累計合格者数は、1級が4,289名、2級が4,253名となり、合計8,542名となりました。施工技能士は、自動ドアの安全性を確保し、快適な性能を提供し、需要家の皆様の満足度を高め、自動ドアを利用する通行者の皆様の信頼を戴くうえで大変重要な役割を担います。その認識を高めていただくため、全国自動ドア協会では2009年から優秀自動ドア施工技能士表彰制度を制定し、今年で18回目を迎え19名(累計371名)の方が表彰されました。
(表-2) 自動ドア施工技能検定受験者数と合格者数
| 年度 | 1級技能士 | 2級技能士 | 合計 |
| 2024年度検定 合格者 | 90名 | 94名 | 184名 |
|---|---|---|---|
| 2025年度検定 合格者 | 115名 | 78名 | 193名 |
| 有資格者の累計人数 | 4,289名 | 4,253名 | 8,542名 |
4技術基準等の改定活動
自動ドア開閉装置の性能規格(JIS 規格)制定に向けて、2024年2月に日本規格協会の「JIS原案作成公募制度」に応募しました。
その後、技術基準委員会を中心とした原案作成委員会(原案作成委員会・分科会)において協議を行い、2026年2月に自動ドア開閉装置の性能要求事項(JIS A 4723)が制定されました。
あわせて、自動ドア開閉装置の試験方法(JIS A 1551)も改正されました。
